日本には何枚のグリーンカードが割り当てられているのか?

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アメリカがトランプ政権になってから、にわかに「グリーンカードの発給が停止される」「グリーンカードの制度が無くなる」などという根拠のないまさにフェイクニュースが目に付きますが、グリーンカード受給のための面接は行われていますし、DVプログラムの制度自体もちゃんと残ってます。

入国禁止の大統領令でもグリーンカードを持つ対象国の国民は、入国禁止の対象から除外されています。またこの大統領令自体が司法判断で差し止めになったりしてます。

ところで、日本にはどのくらいのDVプログラム発給のグリーンカードが割り当てられているのか?

毎年何件か同様の問い合わせもあるので、最新情報を元に日本に対する発給枠を計算してみると、最大で3,500枚が発給枠となっています。
しかし3,500枚というのはあくまで最大値であり、実際にはそれよりもかなり低い数になります。

計算の根拠は、毎年公開されているDVプログラムの応募要項からとなります。

2016年に実施されたDV-2018移民多様化ビザ抽選プログラム応募要項

DVプログラムでは 50,000枚のグリーンカードが発給されますが、これを6つの地域に対して割り当てています。また1つの国が50,000枚の7%を越えるグリーンカードを受給できないようになっています。

つまり50,000×7%=3,500となるわけです。

しかしアジア地域だけでも32カ国がDVプログラムの応募対象国になっていますから、アジア地域の国に3,500枚ずつ割り当ててしまうと、それだけで112,000枚となってしまいますから、1つの国に対して3,500枚もの割り当てはあり得ないのです。

ちなみに下記がDV-2018でのアジアでの対象国です。

アフガニスタン
マレーシア
バーレン
モルジブ
ブータン
モンゴル
ブルネイ
ネパール
ビルマ
北朝鮮
カンボジア
オマーン
香港特別行政区
カタール
インドネシア
サウジアラビア
イラン
シンガポール
イラク
スリランカ
イスラエル
シリア
日本
台湾
ヨルダン
タイ
クウェート
東ティモール
アラブ首長国連邦
ラオス
イエメン
レバノン

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