アメリカ移住前に知っておきたい5つのこと

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グリーンカードジェーピーのグリーンカード抽選プログラム応募代行サービスビスをご利用いただき、現在はニューヨークで移住生活をおくられている本田さんから「アメリカ移住前に知っておきたい5つのこと」についてご寄稿いただきました。グリーンカードジェーピーのwebサイトリニューアルに合わせて公開予定でしたが、もうすぐ実施されるDV-2019の応募を前にして、申込み前にぜひ知っておきたいポイントとして、ブログで先行公開いたします。

はじめまして。2015年のDV-2016に当選し、2016年12月にニューヨークに移住した本田です。
グリーンカードジェーピーには抽選応募の時から渡米するまでの2年間、非常に手厚いサポートを行っていただきました。

ニューヨークに来て早9ヶ月。比較的スムーズにアメリカ生活に移行することができたとは思いますが、もし移住前にきちんと知っておければよかったと思う5つのことについて自身の反省も含めて共有したいと思います。

1【家の借り方】

アメリカに来る前後で最初に問題となるのが住まいの問題です。

一般的にアメリカでは1ヶ月の家賃の40倍以上の収入があることを証明して、審査を経て、デポジットを振り込んでという流れになります。日本での勤務先からアメリカ支社に駐在をされる方は、比較的スムーズに住まいを決定されることが多いようにおもいます。

一方、僕の場合ですが、1ヶ月に1500ドル(1年間で日本円にして約200万円)の家賃を移住後1年目から支払うことに抵抗があり、ルームシェアを選択することにしました。ルームシェアは家の中の1部屋を借りることが一般的で、MixB(ミックスビー)というサイトからお部屋探しをしました。

手続きは簡単で、家の内覧、相手方の承諾、デポジットを2ヶ月分振り込めば住まいを確保できます。幸いにも先方の配慮があり、内覧はFacetimeで日本にいながら行うことができ、お部屋探しから滞在先の決定まで2日でした。

アメリカ在住歴の長い方たちとのルームシェアだったため、自身が直面する問題を通過していることもあり、色々と教えて頂く機会が少なからずありました。特にグリーンカードを取得して初めてニューヨークに住む僕と同じ境遇の人の知り合いもいなかったため、最初にルームシェアをしたのは正解でした。

2【移民ならではの手続き】

アメリカに移住したらすぐ行うべき手続きがいくつかあります。

以下3点はすぐに必要になるため移住後速やかに手続を行う必要があります。

  • 電話番号の取得
  • 銀行口座の開設
  • 州のIDの取得

上記はグリーンカード、ソーシャルセキュリティーナンバー、パスポートがあればスムーズに手続きができます。

以下2点は渡米前に知っておければよかったことです。

  1. クレジットカードの作り方
  2. アメリカ移住後、日本の銀行口座を開設する場合

1.クレジットカードについてですが、アメリカではすぐにクレジットカードを発行してもらうことはできません。

セキュアクレジットカードという上限200ドルしか使うことの出来ないカードを毎月使い、期限までに返済することでクレジットスコア(クレジットヒストリー)が構築されて、最低6ヶ月~1年ぐらいでクレジットカードを作ることができるようになります。口座を開設した銀行を利用していれば、クレジットカードの手続きができるようになるわけではありません(以前はそういうこともあったようです)。

こちらのクレジットカードはお金のキャッシュバックがあったり、アメリカ発行じゃないとクレジットカードが使えないなど問題も多く、アメリカ系の不動産会社から家を借りるにもクレジットスコアが必要です。

僕は渡米前によく理解していなかったため、渡米後何ヶ月も経ってからセキュアクレジットカードを作り、現在クレジットカードを作る前の段階にいます。

2.アメリカ移住後に日本の銀行口座を開設しようとする方は注意が必要です。

2017年9月現在、マイナンバーカードなしに日本の銀行口座ならびにクレジットカード等を新たに作ることは出来ません。

僕の場合は律儀にも住民票を抜いた際にマイナンバーカードの返却手続きをしたため、移住後に全く日本の口座の開設やカードの発行ができなくなりました。
マイナンバーカードは返却しても、「返却済み」という表記がカードに付されるだけでカードは自身の手元に残ります。ただし、そのカードを持っていたところで口座やカードを作れないため、やはり移住前に必要になりそうな口座は開設しておき、マイナンバーカードもしれっと返却手続きをしないでおくべきだったと思っています。

なお、住民票を戻すと銀行口座開設の手続きができるらしいですが、非常に面倒なことになると思うのでオススメはできません。

僕は円とドルの両方で収入があり、両替手数料のこともあって、このマイナンバーカードと銀行口座の関係については事前に理解しておけたらと後悔しました。

3【保険と仕事のかかわり】

保険は税金や収入、仕事との関係があるため、詳細は省きます(笑)

ですが、アメリカの医療保険は非常に高い印象です。日本の国民健康保険のような制度が存在しないだけでなく、医療保険はもちろん医療費も高いのが一般的です。

現在、僕はSelf Employed(フリーランス)で仕事をしていますが、
フルタイムで会社勤めをして、ある程度のBenefitsを得るべきなのかと真剣に考えています。

なお、日本に帰った際に歯医者に行きましたが、無保険でもアメリカより安く、かつ、安心だと個人的には思います。

4【ニューヨークでの仕事を含めた実際の生活】

ここでは、ニューヨークでの仕事を含め実際の生活について書いておきたいと思います。

僕はフリーランスで映画や写真に関わる仕事をしており、撮影や撮影準備以外ではだいたい家の中で仕事をしています。

ニューヨークで仕事をする場合に限ったことではありませんが、準備ありきの仕事であるため、事前に万全の準備と、予定が変わった場合のプランBに対応できるように用意しています。

イニシアチブを取ることは日本以上に大事だと思います。日本のように朝から晩までという超長時間ではなく、決まった時間でできれば早めに仕事を終わらせます。どうしても必要がない限り土日や休みの日に連絡はしません。

この点で比較的ニューヨークは日本人に向いた働き方ができるような気がしています。ニューヨークはCompetitiveな世界ではありますが、やりがいもあり、仕事で疲れることもないように感じます。

アメリカの仕事や仕事探しは経験ありきなので、必要な経験値を日本で積んでおくことがアメリカでスムーズにチャンスを掴んでいくことにつながると思います。

その点では、もっと早くからより多くの経験を積んでおけばよかったと思います。ですが、もし必要な経験がなければ新たに経験を積み、自らトライしていくことが大事です。このあたりはアメリカは比較的寛容で、挑戦するものを拒まないというところがあります。

なお、僕のニューヨークでの実際の生活はとてもシンプルです。仕事、勉強、ランニングといった毎日です。もちろん、ニューヨークに暮らすのはいいことばかりではありませんが、このEnergeticな街で生きるのはとても楽しいです。

職業柄、親しい友人といえば日々忙しくしているアーティストが多いのですが、年齢や性別やバックグラウンドに関係なくチャレンジする人が多いため、刺激を受けることも少なくありません。

逆に、全く普段関わりない人とも知り合えるのも魅力的なところです。イベントも多く、飽きることもありません。疲れた時には公園に行ったり、美術館に行ったりできる環境があります。

物価も高く、競争の厳しい社会ですが、これからアメリカでチャレンジしたいという方にはピッタリかもしれません。少なくとも僕はニューヨークに来てよかったと思っています。

5【移民としてセカンドライフを生きるということ】

グリーンカードの抽選に応募したのが2014年の10月、それから約3年経過しています。

当選からも既に2年以上が経過していますが、渡米までにずっと行っていたのが両親の介護だったり兄妹のお世話でした。抽選に応募した頃に両親が離婚することになったのですが、その以前から家族の問題を解決しようと必死になっていました。そのために渡米予定時期を遅らせもしました。そうして、日本で問題にけじめをつけて2016年12月にようやくニューヨークに来ました。

大袈裟かもしれませんが、僕にとってはニューヨークに来て初めて自分の時間、自分の場所を得られたような気がしました。非常に寒く、求人の募集も少ないクリスマスシーズンにニューヨークに来るなんてとても正気の沙汰とは思えませんが、その時から新しい人生が始まったのだということをよく覚えています。

もちろん、日本を出たら家族のことを忘れるわけではありません。日本に帰れば会うなり、こちらからサポートできることがあれば今でもしています。

ただ、ここで僕が言いたいことはアメリカで移民として新しい人生を送っていいということです。グリーンカードに応募される方、当選される方は必ずしも若い方ではないと思いますし、家族に問題を抱えている方も少なくないと思います。ですが、アメリカでの自身のセカンドライフを充実させ、なんらかの形で家族、あるいは社会に還元していけばいいのだと僕は思っています。

こういった家族の問題も含めて問題を解決し、移住の準備をしておけると、アメリカでの人生も違ったものになってくるはずです。僕の場合は家族のことにコミットし過ぎた結果、自身の身を危うくしたので、バランスが大事だったなと思うことが今でもふとあったりします(笑)

これからグリーンカードの抽選に応募する方も、当選後の方も渡米に不安を覚えることは少なくないと思います。

トランプ政権発足以来、アメリカは日々緊張に包まれているようなところがあります。それでも、僕の実感としてはアメリカは第2の故郷のような国です。ニューヨークは自分らしく生きられる場所だと感じており、コンペティティブで、チャレンジングですが、充実した日々を過ごしています。「アメリカ移住前に知っておきたかった5つのこと」というよりはもはや自戒を込めた反省文ですが、何かのお役に立つことがあれば幸いです。

アメリカ現地時間2017年8月21日(月)の皆既日食。ニューヨークではこのような部分日食に見えたそうです。

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