日本時間の10月4日からエントリーが始まった、アメリカの移民ビザ抽選プログラム、DV-2020。初日からエントリーが集中し、サーバがダウンしてしまうなどのトラブルも毎年のように報告されており、実際に日本時間の昨日14：00〜16：30くらいまで、通信が不安定な状況でした。

グリーンカードのメリット

グリーンカード取得のメリットは、就労ビザや学生ビザなど、いわゆる非移民ビザとは違い、無期限でアメリカに滞在でき、仕事や学校などもアメリカ市民と同じように就くことができるため、アメリカで生活の本拠を置きたいと考えている人にとっては、大きなメリットがあります。

ほぼ唯一の応募条件は「高校卒業証明書」を取得出来ること

DVプログラムは抽選に応募することで、アメリカの移民ビザが取得出来るという、手軽さもあって、毎年世界中から多くの応募が寄せられまています。ちなみに昨年実施されたDV-2019では全世界から14,352,013件の有効応募数があったと発表されています。（関連記事：DV-2019結果発表！日本人当選者は376人！！）

DVプログラムは抽選で移民ビザが当たるので、応募規定そのものが厳格になっており、申請情報のちょっとした間違いや規定に合わない証明写真は、エントリーが完了しても抽選対象にはならないので、まずは間違いのない完璧な申請情報と証明写真が必要となってきます。グリーンカードジェーピーは毎年その年度の応募要項に準拠した、申込フォームを用いて、DVプログラムの応募代行と証明写真の加工を行っています。

DVプログラムの応募資格は、ほぼ唯一。応募者本人が「高校を卒業している」ことです、もちろんそれ以上の学歴があってもいいわけですが、応募要項には下記が明記されています。

応募にあたっては、高校卒業（または同等）以上の学歴、もしくは、過去５年以内に 、最低 2 年間の研修や実務経験を要する職業に 2 年以上従事していることが条件とな ります。 「高校卒業または同等」とは、米国における 12 年間の初等・中等教育終了者である こと、米国外の場合は、初等教育と米国の高校にあたる中等教育の正規のコース修了を 意味します。この条件は、正規の学校教育を修了した場合のみ満たされます。 通信教育やそれと同等レベルの証明書(General Equivalency Diploma (G.E.D.)など)は 該当しません。学歴や職歴の証明書類は、当選後、移民ビザの面接を受ける際に米国領 事に提出する必要があります。 学歴や職歴の条件を満たさない場合、ビザ面接時にあなたは応募資格がないと判断され 、ビザ申請が却下されることになります。

つまり、最低限「高校の卒業証明書」が必要です。大倹合格は上記の通信教育やそれと 同等レベルの証明書に該当しますので、応募資格を満たさないのです。

DVプログラムには職業経験でも応募出来る？！

それでは学歴で、高校を卒業していなかったら応募そのものが出来ないのか？実はそうではありません。高校を卒業していない場合、「少なくとも2年間の研修か実務経験を必要とする職業 (米国労働省の定める基準に準ずる)に過去5年以内に2年以上従事」していれば、 申請が可能です。

では、どんな職業でも過去5年以内に2年以上、同じ職業に従事していればいいのかというと、それは違います。

「米国労働省の定める基準」とは、アメリカ労働省のO*Net OnLineデータベースと 一致していることが決定要因となります。O*Net OnLineデータベースにはその職業職種 について細かな詳細規定があり、この見解は日本の職業職種規定とは無関係です。

職種の例としては、会社経営者、医師、弁護士、 パイロット、建築士、設計士、看護師、教師、科学者、学者、スポーツ選手、芸術家、 作家、農業技術者、各種技師、コンピュータ技術者、司書、マスコミ関連専門家、 などが挙げられます。

高校を卒業せず、上記のような特殊な職業に就いているならOKということで、どんな職業でもいいというわけではありません。

有効な職種かどうかを判断するには、実際にO * Net OnLineにアクセスし、下記の手順で調べることができ、SVP Rangeが7.0以上あれば職業枠で応募することが可能です。

O * Net OnLineにて職業が適格かどうかを判断する手順

1. 「Find Occupations」の下にあるプルダウンメニューから「Job Family」を選択し、右の丸矢印をクリックします。
2. Browse by Job Familyのプルダウンメニューから、あなたの職種を選択し、Goをクリックします。
3. 具体的な職業のリストが表示されるので、あなたに適確な職業をクリックします
4. 「Job Zone」タブを選択して、SVP Range を確認して下さい。このSVP Rangeが7.0かそれ以上であれば、職種での応募が可能です。

O * Net OnLineでの有効職業の調べ方を動画にしてみました。参考にしてみてください。

高校を卒業していれば、その証明書は「高校卒業証明書」のみですが、職業枠で当選した場合、その職業に就いていることを証明する資料や、実績など多くの資料提出が求められます。

グリーンカードジェーピーにも「高校を卒業していないが応募出来るか？」というお問い合わせが寄せられることがあります。現状のグリーンカードジェーピーのお申込みフォームは「高校卒業」を第一条件としてフィルタリングを行っていますので、まず上記のようにご自身の職業が、O*Net OnLineデータベースでSVP Range7.0以上あるかをご確認の上、お申込み手続をご案内しております。