DV-2020当選から3年半でLA移住開始。Hさんの今。

DV-2020当選から3年半でLA移住開始。Hさんの今。

今回のHello!アメリカン・ライフは毎回貴重な体験談をお寄せくださるHさんからの最新情報。DV-2020当選後に、当時猛威を振るっていたCOVID-19や前トランプ大統領の移民禁止令などによってグリーンカードの取得手続きを阻まれながらも、2021年3月にグアムでアクティベートを完了。その後は再入国許可を申請し、グリーンカードを維持しながらしっかりと移住計画を進め、2022年11月にロサンゼルスで移住を開始されました。

今回はHさんが移住する上で行った様々な手続きについてのレポートをいただきました。この中でも「アメックスの移行手続き」は私も知らなかった裏技!Hさんからの情報を得て私自身がアメックスに確認したのですが、アメックス側の担当者でさえ即答できない隠れ技をHさんは捉えていたのです。毎度のことですがHさんの行動力や調査力には頭が下がります。

これからグリーンカードを手にして移住を開始される方にとってはとても参考になるHさんの体験記をぜひ御覧ください。

※ご寄稿頂いたのが5月中旬で、その時点での為替レートを1ドル=137円として本文中には私が計算した換算値を追加しました。
Hさんが移住の準備をしはじめて、現在までで6ヶ月以上が経過していますので、あくまで参考値としていただければと思います。

▼Hさんのここまでの道のりはこちらのページでご覧いただけます!

混乱を乗り越えDV-2020移民ビザを取得したHさんのお話し。

再入国許可の申請手続きをしたHさんのお話

 

DV2020当選から3年半で、2022年11月ロサンゼルス移住開始 ~ 2023年5月。本格移住から半年が過ぎました~

映画「フォレスト・ガンプ」を模したシーフード・レストラン/ BUBBA GUMP(スタジオ・シティーにて)

今年(2023年5月)も、グリーンカードジェーピーさんでのDV永住権当選者が続々と判明されており、本当におめでとうございます。
私もかつて、2020DV当選者の一人として、グリーンカードジェーピーさんの歴史に含まれていることを誇りに思っております。そして、折に触れての相談には、家族のように温かく手厚く、全力でのサポートにいつも深く感謝をしています。

移住後の生活準備についてレポートします。

さて、DV当選後、3年6ヵ月を経て、2022年11月にアメリカ移住生活の本格的スタートを切り、2023年5月には、移住して半年が過ぎました。
今回の報告は、移住後に多くの方が避けては通れない生活の手続き、車・住居・銀行・郵便・免許・仕事・健康保険・携帯電話・タックスリターン・クレジットカード・在留届についての内容とその他、若干の観光紹介となっています。

2022年11月1日。成田空港からロサンゼルスへ

昨年2022年11月1日の夕刻、成田空港からロサンゼルス空港へ、当時はコロナ禍の影響で、どちらの空港もすいていました。1ヶ月間だけロサンゼルスに滞在する友人と一緒に出発。入国時で5回目、『いつもの別室』でのインタビュー、「子どもいるの?→いません。」「仕事は何?→先生です。」「夫はいるの?→いません。」1分ほどで簡単に終了。ロサンゼルスでの生活がスタートです。

生活に欠かせない車はレンタカーをチョイス。

現地時間11月1日。ロサンゼルスの空港到着ターミナルに、予約したレンタカー会社のスタッフが待機しており、契約3ヶ月のトヨタ・ヤリス2009年式に荷物を積み、空港を出発。車の保険やDMVの登録費用を含めた2,050$(280,850円)は、日本からクレジットカードで支払い済み。ドライブレコーダーは、後日、現地のスーパーで約150$(20,550円)で購入し取り付け。契約が切れる1月末に色々と調べ、「購入」「リース」「レンタル」の中でトータル金額が安かったレンタカーを半年後の現在も引き続き借りています。

このレンタカーを借りた当初はエンジンの調子が良くないとのことで契約は1年ではなく3ヶ月に変更。案の定、5日目にバッテリーがあがり、スタッフが駆け付け交換しました。

住居はルームシェアのアパート

同日の午後2時頃、空港から市内へ。ルームシェア契約(月950$(130,150円)-ガス・水道・電気代を含む)の予約をしたアパートに到着。『びびなびロサンゼルス』から探した物件で、基本的に日本人女性3名でキッチンをシェア、トイレとシャワー付きのマスタールームに住むことになりました。

日本からの友人も家賃を払って、1か月同居。オーナーと無事に契約書を交わす。アメリカ人オーナーは、温かそうでフレンドリーでよさそうな人だったので安心しました。

空港からは車でロサンゼルス市内へ

住居下の屋内駐車場も契約。その後、ガーデナに向かい、当日はニューガーデナ・ホテル泊。

翌日の11月2日は、寝具の掛布団、身の回りに必要な物品を購入し、ガーデナ地区のユニオン・バンク※1で住所変更の手続き後住居に戻りました。

※1.ユニオン・バンクは2023年5末でUSバンクへ移行になります。再入国許可申請のバイオメトリクス時の1月末に、日本の住所で口座開設済みでした。

部屋のバルコニーからの夕景色

11月15日。USPS(郵便局)での登録

国内外からの郵便物を確実に受領する手段として、USPS(UNITED STATES POSTAL SERVICE)の本人宛の郵便物配達を前もって知らせてくれる「お知らせサービス」に登録。一般の郵便物は、配達前日に「写真画像付きで通知」があり、とても便利なので登録がおすすめです。後で紹介する米国のクレジットカードも前日には写真付きで配達のお知らせが携帯に届きました。

日本から11月18日に発送したEMSの5つの荷物が11月28日に無事に届く。コロナ禍の郵便事情の遅延でしたが、速達で10日間、5つ全部一緒に到着は、了承できる範囲でした。船便で送っていた別の荷物も2カ月で到着しました。

11月17日。DMV自動車免許の実技試験

DMV(Department of Motor Vehicles)の筆記試験は前回の渡航時、2022年2月1日にトーランスDMVで合格していました。
今回はオックスフォード自動車学校の先生と車を提供してもらう「180$~600$(24,660〜82,200円)免許パック」を利用して、11月中旬にカルバーシティーDMVで実技試験です。ミスは16点までOKなところ、ミス10点で何とか合格。

DMV実技試験結果

60日で到着しない場合は電話をとの説明があり、電話をすると、「12月に送りました。到着していないなら再発行して2週間以内に届くように送ります」とのこと。適当な事務処理のアメリカを実感しました。
カリフォルニア州のリアルID付きの運転免許が1月下旬に届くまで、2ヶ月半かかり、ホッと一安心。

カリフォルニア、リアルID付き免許。カードの右上。金色のくまがリアルIDの証。

運転は慣れていないので、アルバイト先の往復運転で練習です。
運転が苦手なため、友人が帰国し、12月に初めて1人でアルバイト先へ片道40分の往復をしたときは、大袈裟ですが「人生で一番疲れた!!」と感じました。6か月過ぎた現在は、やや慣れてきました。

11月後半。友人とサンディエゴとサンフランシスコへ

メキシコとの国境の町として知られ、南北に110km続く美しい海岸線のあるサンディエゴ(ロサンゼルスから車で2時間程)へ。
サンディエゴは、動物たちものんびりで、日差しが強く海が美しいところでした。

駆け寄ってきた人懐っこい馬
カモメと昼寝中4頭のアシカ
サンディエゴの夕日。

ここは、トム・クルーズの2022年『トップガン・マーベリック』の一部ロケ地でもあり、博物館として知られている超巨大な航空母艦USSミッドウェイ(フライトデッキ:長さ約300m、幅約80m。68〜80機の戦闘機 搭載。水面下と水上の合計の高さ40m)にも行き、特にフライトデッキの巨大さ&迫力に、圧倒されました。

超巨大な航空母艦の約300Mのフライトデッキ
サンディエゴの海辺のホテル

続けて、日本から同行した友人の知人を訪問するため、サンフランシスコ(車で、のんびり片道10時間かけ)へ遠出をしました。ゴールデンゲートブリッジ、サンフランシスコ湾に浮かぶアル・カポネも収監された囚人島「アルカトラズ島」世界でも有名なLGBTQ(多様な性の受容)の文化の街、カストロ地区も訪ねました。カストロ地区では、店の軒先などに「虹色の旗」が下がっていて、「LGBTQコミュニティーを心から歓迎する」という意味があるそうです。

ゴールデンゲートブリッジ
アル・カポネも居た囚人島「アルカトラズ」
虹色の旗が下がるカストロ地区

11月22日。仕事とアルバイトについて

日本にいる私の生徒達との英会話のマンツーマン・レッスンを継続するほか、アルバイト先を決めるために、色々と調べ、日本からのZOOM面接に加え、現地でも面接をたくさん受け、その合間に同行した友人と、近郊のサンタモニカやダウンタウンの観光もしました。
私は、学生時代にウエストバージニア州の大学でミュージカル・シアター専攻、その後ニューヨークの演劇学校に通っていたので、「シアター関係にかかわる教師の仕事も視野にいれている」ため、まずは生活維持で、自由度の高いアルバイトを探しました。
11月下旬、アーケディアのレストランに決定。お客さんやスタッフの雰囲気も抜群で、働きやすい職場です。3割が日本人のお客さんといった感じです。現在はサーバー業務(ウェイトレス)を担当しています。給与は月に2回、一般的にアメリカでは、給料日は月に2回が多いようです。

12月20日。健康保険の加入

カリフォルニア州では、11月~12月にかけて保険に加入手続きを始めないと罰金が科せられるとのことで、高校時代の交換留学時のホストマザーの紹介でのカリフォルニアの弁護士さん、ロサンゼルスに在住の友人、アルバイト先の同僚やオーナー、インターネット、等からの情報を色々検討。
私の場合は「カバード・カリフォルニア保険」に決め、最終的に1月末に保険会社を選択、専門医ごとのホームドクターを指定、郵便局で郵送手続きを完了しました。

12月24日。携帯電話の契約

日本購入の2カ月限定のT-MOBILE SIMカードの使用期限が近づいたので、使用していた日本の携帯を下取りに、iPhone SEアメリカ携帯を購入し、T-MOBILEに加入しました。

2023年3月。タックスリターンの手続き

アメリカでは収入のある人は全員、所得税の申告が義務となっています。色々と聞いたり調べたりし、最終的に300$を税理士に支払い、作成してもらいました。(初めは85$とのことでしたが、最後は高めの出費となりました。)

3月21日。★結婚しました★

お付き合いしていた日本在住の日本人の方と2023年3月に結婚し、半月ほど日本に帰国しました。4月中旬、相手の「婚姻ビザ」をグリーンカードジェーピーのトーランスにあるパートナーオフィスで、手続きを始めました。
抽選ビザにかかわる多くの皆様には直接の関わりはありませんが、グリーンカードを取得した場合、その後の権利として結婚相手のグリーンカード取得の道が開けていますので、当選者特典の一つとして頭の隅にでも置いておいてください。

5月4日。クレジットカード入手

日本からの移民では、アメリカのクレジットスコアは「0」なので一般のクレジットカードは作れず、「銀行など発行の『セキュアカード』を地道に使用して半年から1年で通常のクレジットカードを発行する方法」で米国クレジットカードを入手するというのが一般的な方法です。
しかし、日本のアメックスカードを持っていれば、米国のアメックスカードに移行できるという情報を知り、渡米1年半前に日本のアメックス・ビジネスカードをつくりました。
そして2023年4月末日、移行手続きを始め、なんとその4日後に米国のアメックス・ビジネスカードが届きました。
実際には、アメックスのグローバル・カード・トランスファーのページには、オンライン申請と電話申請の手順が記載してありますが、どちらも対応していませんでした。GLOBAL RELOCATIONチーム直通の電話番号を探すことができたので、皆さんも+1(866)929-5160に電話するとスムーズに移行手続きができると思います。
5月2日にチーム直通の電話に連絡するとすぐに対応がなされ、SSNとIDを伝えると「24~48時間でステータスチェックの結果をお知らせします。」との回答。翌日「承認されました、カードを送ります」と連絡が入り、電話した2日後の5月4日には、クレジットカードがポストに届きました。

届いた米国のクレジットカード

5月9日。在留届け

うっかり忘れていましたが、5月に外務省の提供するオンラインの在留届を提出しました。これで緊急事態発生時には、日本大使館が責任をもって、安否確認や支援活動をしてくれることになります。

以上、断片的ですが、①車 ②住居 ③銀行 ④郵便局 ⑤運転免許 ⑥アルバイト ⑦健康保険 ⑧携帯電話 ⑨タックス・リターン ⑩クレジットカード ⑪在留届 等、11件に関わって、アメリカでの半年間の移住スタートの様子を時系列に沿って報告させていただきました。

Hさんの移住生活で私が一番驚いたのがご本人の「結婚」でした。経過で報告いただいたときは本当にびっくりしました。それと同時にとても晴れやかな気持ちになって、私自身、色々な人の色々な人生に関わっているのだなと改めて実感しました。グリーンカードジェーピーでの出会いは本当に一期一会のドラマです。

これから数年後にはご夫婦でのアメリカ生活がスタートしていくことになると思います。Hさん、これからも様々なことを体験していくと思います。大変なこともあるかと思いますが、かげながら私も応援しています頑張ってくださいね!

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