抽選グリーンカードの当選後にとっても大切になる「ケースナンバー」。しっかり理解しないとせっかくの当選を棒に振ってしまいかねない?!グリーンカードジェーピー特派員Sarahがお伝えします。
Hi,みなさん!ご機嫌いかが?グリーンカードジェーピー特派員のSarahよ。
今日は当選時にとても重要となるCASE NUMBER(ケースナンバー)について分析するわ。聞いたことない、って方も多いんじゃないかしら?だけど、DVプログラムは当選すれば終わりじゃない。実はこの「ケースナンバー」が重要な意味を持つのよ。
「ケースナンバー」とは、DVプログラムの当選者に発行される当選手続きのための固有番号のこと。この数字が、当選後のどの時期に面接が行われ、永住ビザが発給されるかを決定するのよ。アメリカ国務省ホームページ上で当選と同時にこのナンバーも確認できるわ。
<ケースナンバーの構造>
ケースナンバーは14ケタの英字+数字からなるもので、DV-2021でアジア地域で申請・当選の場合、
2021AS000×××××の形が基本になるの。
先頭の2021はDVプログラムの年度を表していて、アルファベットASはアジアの略よ。
そして重要なのが上記「×」で表示された部分、下4〜5ケタの番号よ。
数字の読み方の具体例を以下に示すわね。
【例1】2021AS00006500
= DV-2021におけるアジア地域の6,500番
【例2】2021AS00032611
= DV-2021におけるアジア地域の32,000番台
ここまではOKかしら?
そしてこの下5ケタの数字が、当選後の手続きを大きく左右するの。
DVプログラムにおける移民ビザ発給数は50,000件と決まっているんだけど、実際の当選はその倍近い人数が選出される。これは、ビザ発給資格がなかったり(学歴が満たない、応募に不備があった、など)、実際に手続きを進めない当選者を見越してのもの。
そのためケースナンバー順に面接が行われ、ビザの発給が規定の50,000件に達した時点でその年の手続きは打ち切られてしまうの。すなわち、ケースナンバーが小さいほどグリーンカード取得の確実性が増すということね。
では、面接スケジュールにケースナンバーがどのように関わっていくのか見てみましょう。
ビザ発給を最終決定する面接は月ごとに番号が発表され、10月からスタートし、翌年の9月で終了するわ。
[最新]ケースナンバー推移 (ASIA)
プログラム 名称 | DV2021 | DV2020 | DV2019 | DV2018 | DV2017 | DV2016 | DV2015 | DV2014 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10月 | 1,600 | 1,300 | 1,000 | 1,200 | 2,100 | 2,800 | 2,500 | 1,800 |
11月 | 2,800 | 3,500 | 1,600 | 1,750 | 3,000 | 3,100 | 2,950 | 2,500 |
12月 | 3,500 | 6,000 | 2,900 | 2,500 | 3,500 | 3,600 | 3,200 | 2,650 |
1月 | 4,300 | 8,200 | 3,800 | 3,400 | 4,000 | 4,150 | 3,250 | 3,000 |
2月 | 5,000 | 12,000 | 4,400 | 4,050 | 4,700 | 4,500 | 3,825 | 3,700 |
3月 | 12,500 | 5,000 | 4,400 | 4,700 | 4,900 | 4,300 | 4,325 | |
4月 | 15,800 | 6,400 | 5,300 | 5,500 | 5,800 | 4,725 | 5,350 | |
5月 | 18,450 | 7,800 | 6,425 | CURRENT | 6,850 | 5,275 | 6,500 | |
6月 | CURRENT | 10,000 | 7,800 | CURRENT | 8,000 | 5,950 | 7,425 | |
7月 | CURRENT | CURRENT | 10,500 | CURRENT | 10,550 | 6,850 | 8,900 | |
8月 | CURRENT | CURRENT | CURRENT | CURRENT | CURRENT | 7,650 | 12,700 | |
9月 | CURRENT | CURRENT | CURRENT | CURRENT | CURRENT | 7,650 | 13,350 | |
アジア 当選者数 |
25,408 | 15,941 | 15,619 | 15,997 | 13,499 | 15,002 | 20,002 | 23,270 |
DV-2019の段をみてみましょう。
まず、スタート月の10月は1,000。
これは、ケースナンバーの下5ケタが1番〜1000番までの人が10月中に面接を行い、問題が無ければビザ発給が受けられる事を意味しているの。
翌月の11月は1,600。ということは、11月にはケースナンバー1001番〜1600番までの人の面接が行われることになるわ。
同様にして現在も毎月、2ヶ月先のケースナンバーの発表が行われているわ。この表は多くの人に役立つと思うから、今後も最新情報を更新していくわね。
<CURRENTに注目しよう!>
ケースナンバー分析で忘れてはならないのが、表の下部に見受けられるCURRENTという文字。これは、DVプログラムによる発給枠に余りがある限り、どんな大きな番号の人でも面接が行われる事を意味するの!
残念ながらDV2014、DV-2015は「カットオフ」といって当選してもケースナンバーが大きい人は足切り、当選者の半分近くが永住権取得不可になってしまったの。ケースナンバーの大きい人はこのCURRENTが早くでるよう祈っておいてね。
DVプログラムに関してよく目につく個人発信情報に「1万台前半なら期待できる」「2万台だったから絶望的…」といった内容があるの。
もちろん、数字が小さいにこした事は無い(それだけ早く面接が回ってくる)んだけど、みんなが見落としがちなのが、「全体の当選者数がどれくらいなのか」ということ。
ケースナンバー推移表の一番下の「アジア当選者数」を見て。一目瞭然で分かる通り、実はアジア当選者数というのはここ数年は14,000〜16,000人程度で推移してて、分母は大きく変わらないのね。
それなのに、年によっては2万、3万台という数字が出てくる…というのは、ケースナンバーの間は確実に飛んでいるわけ。(10,001番の次が10,002番ではない)
例えば5月の当選発表で表示されたケースナンバーが1万台だから大丈夫かな・・・と思っていても、DV2015の時のような動きをされると安心とは言いづらくなってしまうわ。
実際の面接がいつ頃になるのか、自分のケースナンバーから移民ビザ取得の望みがあるのかどうかは、実際にその年の10月〜12月くらいのケースナンバーの動きを見ないとなんとも言えないのが実情。ただ、既に言った通り、ここ数年の推移やCURRENTの出現から考えれば期待できるのではと考えられるわ。
見事当選を勝ち取った方は、このページを参考に、面接・渡米計画を立てていきましょうね!!一人でも多くの方の喜びの声が聞けることを心から祈ってるわ!